ブランク13年、無難な就職先はどこ？

どの職場でも一緒に勤める看護師等により状況が異なります。

ブランクに関しては、どの職場でも大きく気にする必要はないと思います。ただ、子供の急な病気や用事にも対応してもらえるような職場を探そうと思うと、自分の力だけでは難しいと思います。

私はそれが理由で、看護師専門の転職支援サービスを利用しました。

おかげで無理なく子育てと両立できる職場（訪問看護）に入職することが出来ました。

上に挙げられた8種類の職場は比較的、家庭や子育てと両立しやすいところだと思います。

ただ少人数の看護師しか勤務していない場合も多く、急なシフト変更に対応できなかったり、残業を避けられない病院も少なくありません。それは一緒に働く看護師の年齢や人数に影響することが多く、実際に働いてみないと分からないことがほとんどです。

転職支援サイトを利用すると、こうした条件も絞りやすいです。
子育てママは広告などの求人で探すことが多いですが、転職支援サイトには広告などで公募されていない好条件の募集もあります。いちどのぞいてみるといいかもしれませんね。

私は現在、週３日（１日３時間）で、グループホームと訪問看護をしています。
株式会社のパートなので、会社が持っている施設と訪問看護という形です。
今の復職はもちろん、今後どのように働きたいかも考えながら参考にしてみてください♪

総合病院外来

午前診療のみであることが多い総合病院の外来は、子育てとの両立に向いています。
看護師も多くいますし、お子さんの急な体調不良にも対応できるでしょう。また手技や判断などが少ないため、ブランク明けでも安心して働くことができます。少しずつ現場になれるという点でお勧めですし、スキルアップを考えていずれは病棟へ異動するなどの可能性も開けます。

個人病院外来

個人病院は混雑すると時間通りに帰れない可能性があります。また代われる看護師も限られていますから、急な欠勤にも対応してもらいにくいでしょう。病院によっては外来看護師が問診や採血を行うところもあります。そうした意味ではブランク明けだと責任や負担を大きく感じるかもしれません。
ただし入院施設などがある場合、総合病院と同様にそのままスキルアップできるチャンスはありますね。

クリニック

クリニックも個人病院外来と同様、時間通りに終われないことや、急な欠勤への対応に不安があります。また科にも寄りますが、例えば内科や小児科では風邪の流行など季節により忙しさに差が出ることもあります。クリニックでスキルアップはさほど期待できないので、いずれ本格的にスキルアップをしたい時には再度転職する必要があるでしょう。

特老、老健、デイサービス、グループホーム

それぞれに細かい違いはありますが、これらの場合は「健康管理」が主な仕事です。
そのためバイタル測定に始まり、入浴介助、排泄介助、内服管理などブランク明けでも関わりやすい仕事も多いです。胃瘻管理や褥創処置などもありますが、先輩看護師に教わりながら習得できるでしょう。また残業も少なく、ほぼ定時で帰れることも多いようです。

ただネックと思われる点は、利用者さんの体調不良時や急変時です。入浴の可否に始まり、掛かり付け医に診察なのか、もしくは救急搬送なのか。看護師は１人もしくは少ないメンバーですから、
医療者の一員として意見と判断を求められることになるでしょう。ベテラン看護師と一緒の勤務ならまだしも、そうでない場合にはブランク明けでは少し荷が重いかもしれませんね。

施設と病院の違いとしては、医療者よりも福祉介護士やヘルパー・OTやPTなどの他職種の方が多いということです。ブランク明けの看護師よりも介護福祉士やヘルパーの方が出来ることも少なくありません。医療連携が期待される場ですから、他職種への理解と協力も大きなポイントです。

保育園看護師

子育ての経験を活かせて手技も少ないため、ブランク明けには向いているかもしれません。
また勤務時間も限られていて残業もないですから子育てとの両立も出来そうですね。
ただしクリニックと同様、スキルアップが期待できません。

私も１０年のブランクを経て２年前に復帰しました。
同じく小学生と幼稚園の子どもがいて、仕事と子育てを両立しています！

最近の看護師復職事情を言うと、高齢化社会で看護師の需要がより高まりブランクがあっても歓迎してくれる職場が多いです。なので心配すべきところは職場環境のみ。
短時間でのパートを募集しているところは狙い目です。子育てママの復職を予測している職場も多いため、仕事と子育ての両立に理解を得やすく、ブランク明けでも働きやすいでしょう。

ちなみに私は、病棟フリー要員として復帰しました。いきなりの病棟復帰に戸惑いも大きかったですが、最初に苦労した分、今は少し余裕を持って復帰の道を歩んでいます。

復帰にもいろいろなパターンがありますから、自分で絞り切らずに転職支援サイトなどを利用してみるのも良い方法ですよ。