臨床看護師からCRCに転職、勉強すべきことは?
現在CRCとして働きたく転職活動中です。
今までは臨床の現場で看護師として働いていました。
仕事内容については調べているのですが、実際の現場でのことを質問させてください。
- CRCに転職するにあたって、必要な素質は?
- 働く前に勉強しておいた方がいいこと、参考になる文献は?
- 広く網羅しているSMOと小規模SMOで学べることの違いは?
- 臨床と比べてやりがいを感じること、辛いと思うことは?
よろしくお願いします。
質問の内容から、きっとかなり現実的にCRCへの転職をお考えと思います。
私の回答はあくまで一例なので参考程度に^^
実際の募集を見てみると良いと思います。
コンサルタントがつけばSMOの規模、気になる研修内容まで知ることが出来ます。
転職支援サービスでCRCの募集内容や業界の状況、
仕事内容なども詳しく教えてくれますので、利用してみてください。
以下に、看護師からCRCへ転職した友人の話を含めながら紹介します。
CRCに必要な素質とは
一般的には以下の素質があげられています。
医療の知識
専門用語、治療の流れ、疾患や薬の知識、院内医療従事者の力関係など。
看護師の経験があれば、これはまず問題ないようです。
観察力とコミュニケーション能力
医師や被験者の間にはいって調整をはかるため、
観察力とそれに応じたコミュニケーション能力が必須とされています。
これは、ただのお喋り好きではないので注意が必要。
医療者の動きを見る、被験者の反応を見る、
CRCとしてどう声をかけて動けば円満に円滑に治験が進むか考え行動する・・・
そんな素質が求められるようです。
ビジネスマナー
院内で働く看護師、意外と身についていないのがこのビジネスマナーです。
CRCは会社の一員として社外の人と仕事を進めていきます。
挨拶の仕方、名刺の渡し方、敬語の使い方はもちろん、
電話やメールの対応、指示の受け方なども
看護師の経験では不十分なことが多いようです。
パソコンスキル
CRCの業務内容として、データ管理や報告書の作成が必須です。
エクセルやワードなどを活用することも多いようです。
CRCになるために必要な準備は?
転職後に研修があることが多いようですから必要以上に気負う必要はなさそうです。
ただ転職前準備として勉強も出来ますから、興味のある方はぜひ。
ビジネスマナー
転職前に身に付けた方が面接にも有利です。
書店にいけば多くの本が出ていますよ。
観察力とコミュニケーション能力
これは天性のものと思われがちですが、ある程度は習得も可能だといいます。
普段の生活でいろいろなことに興味を持つだけでも違うようです。
物事に興味を持つ、を知る、自分の意見や感想をまとめる、人に伝えてみる。
そんなことを繰り返すうちに会話のスキルやタイミングが徐々に身につくそうです。
まずは通勤時の人間観察、ウィンドウショッピングなどを手掛かりに
気軽に初めてみるといいかもしれません。
パソコンスキル
CRC業務で使うワードやエクセルは
多くの人が使っているメールやインターネットとはまた少し違うものです。
事前の独学より、会社の入社時研修で指導してもらう方が早く身につくでしょう。
もしパソコンを触ったことがないという人は、
キーボード操作からのスタートになり少し苦労するかもしれません。
SMOの規模の違いとは?
友人も良く分からなかったようなので、調べてみました。
一般的い規模の大きい会社と小さい会社があるのと同じようです。
つまり「規模が大きい=安定している」ということも言えそうです。
転職するには大事な要素かもしれませんね。
とは言え、規模が大きいSMOは全国各地にオフィスを構えています。
層が厚く、多くの症例に対応できますから仕事は深く楽しいかもしれませんが、
CRCは場合によって、出張や転勤もあると言います。
規模が大きければそれだけ、出張や転勤の可能性も高まると言えそうです。
(出張や転勤がNGの人は看護のお仕事などの
転職支援サービスを利用して事前に交渉してもらうことをおすすめします。)
調べてみると、ママナースの多くは地域密着型のSMOに所属しているようでした。
やはり規模が小さく地域に根差しているところのが転勤などないのではないでしょうか。
SMOの規模の違いは、会社の安定性、
勤務条件などに影響する大事な要素かもしれません。
臨床と比べた遣り甲斐、辛いこと
臨床と比べた遣り甲斐
私は臨床での遣り甲斐を「個人の回復」だと感じていました。
友人がCRCについて語る姿を見ていると、
彼女の遣り甲斐は「社会貢献」という臨床よりひとつ大きな枠組みのようです。
よくよく考えて見れば、臨床での看護師はあくまで医療チームの一員。
もちろんCRCも組織の一員ですが、
看護師に比べ、より単独で動き回って成果を出す職種のように思います。
治験に対して消極的だった被験者が友人の人柄に安心して同意されたというエピソードは、
まさにCRCの遣り甲斐にもつながりそうな気がします。
最先端医療で、自分がコーディネートした症例が開発に役立つことになる・・・
将来的に発展が期待される分野での遣り甲斐は、また格別なものと想像しますね。
臨床と比べた辛いこと
友人いわく、臨床看護師は主に医師と患者さんと関わっていれば済むことが多いのだとか。
CRCはデータをとる検査のため、加えていろいろな医療部署のスタッフと関わり、
目的や意図を正確に伝えたうえで依頼することが多い立場だそうです。
つまり、臨床よりも多くの人と関わりつつ、いずれも依頼または聞き役であるということ。
臨床看護師として働いていた自分がいかに力的に上だったかということを感じ、
改めてコーディネーターという立場の感覚をつかむまでが大変だったそうです。
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