20代での看護師転職、実は有利!?
看護は経験やスキルが重視される世界。ですから20代の転職は不利、
難しいといったイメージを持つ人も多いでしょう。
一般の会社員においても20代の転職はあまり良くは思われません。
ですが看護師に関しては、実は20代での転職は非常に有利なのです。
現に私も20代で転職しましたし、アラフォーを迎える今、
20代で転職しておいて良かったとさえ思っています。
看護師の転職経験は、いろいろな経験を積んでいると評価してもらえます。
たとえ3年で転職したとしても履歴書上でマイナス評価にはなりません。
少しでも経験したスキルは必ず役立ちますから、
転職を考えているのならば、経験値がなくても恐れる必要はないのです。
20代看護師のメリット・デメリットとは
20代看護師のメリットとなる点は、大まかにあげると以下の3つ。
1.体力がある
2.長く勤務できる可能性がある
3.職場に順応しやすい
1、2はもちろんですが、3の職場への適応力も大きなメリットです。
というのは経験を積んだ看護師は、先輩看護師やその病院のやり方を素直に受け入れられず、
自分のやり方を通そうとしがちだからです。
いくらスキルや経験があっても、その病院のやり方に合わせなければ
連携ミスから重大なミスへとつながりかねません。
そして何より周りの看護師もやりにくいですよね。
その点、20代の看護師は経験値が浅い分、素直に新しいやり方や
先輩の助言を受け入れやすい傾向があります。
すぐに職場に馴染み、周りの看護師とスムーズに連携が取れるようになる適応力は
20代の最大のメリットといえるでしょう。
反対に20代看護師のデメリットいえば、やはり経験不足。
これは仕方がありませんし、年齢を重ねれば解決できることです。
デメリットと思わず、20代看護師のメリットを前面に出していけば心配ありません。
採用されやすい20代の看護師とは
20代で採用されやすい人は「長く働いてくれそうな人」や
「職場のやり方に合わせられる人」「やる気のある人」です。
20代のデメリットでもある「経験の少なさ」は時とともに補われますが、
長く働いてもらえる可能性がある「若さ」は20代にしかありません。
アラフォーの私にはない特典ですね(笑)
時代は「超」がつくほどの看護師不足です。
勤続が期待できる20代は重宝されることは間違いないでしょう。ですから
面接では「長く働くつもりであること」と「やる気があること」をアピールしてください。
転職理由や今後はどうあれ、20代にしかないメリットは存分に使いましょう。
採用されにくい20代の看護師とは
逆に20代で採用されにくいのは「すぐに辞めてしまいそうな人」です。
20代にしかないメリットを活かしきれないのですから、これは仕方ありません。
ですから、簡単に辞めそうだと想像させるような前職場の退職理由や言動は要注意!
女性ならば結婚や出産の計画も欠員を想像させ、採用されにくい傾向です。
面接で聞かれても「自然にまかせる」などの曖昧な対応は避け
「まだ考えていない」くらいの方が転職しやすいかもしれません。
目的に合った転職先を選ぼう
プライベートも充実させたいなら→『クリニック』
臨床経験の少ない看護師が比較的います。
小さいクリニックで若い看護師がより多く、スキルも採血程度でさほど必要ないです。
残業も少なめで、日々の業務もそれほど忙しくないでしょう。
プライベートも楽しみながら看護師経験を積みたい人にお勧めです。
大きいクリニックは専門性が高いことがあり、病態をよく理解した上での問診など
スキルが必要になるケースもあるので注意しましょう。
スキルアップを目指して転職するなら→『大学病院・総合病院』
スキルアップ目的で転職する20代は意外に多いです。
学ぶのに遅いことはないとは言いますが、やはり若い方が覚えはスムーズです。
長くバリバリ働きたい人、いろいろな経験をしたい人にはお勧めです。
夜勤なし、服装・髪型自由が良いなら→『CRC』
臨床から転職する看護師は多く、友人も20代のうちに転職しました。
医療行為はしないのでスキルはさほど重視されず、
臨床経験があればCRCとしては問題ないことが多いようです。
全体的に若い世代中心の職場が多く、髪型や服装も看護師のようにうるさくありません。
夜勤もないので、規則正しく働きたい人にもお勧めです。
臨床経験があるなら→『デイサービス・訪問看護』
臨床3年くらいでは難しいかもしれません。
個人の判断が求められますから、出来るだけ多くの臨床経験が必要です。
デイサービスや訪問看護は、これからどんどんニーズが増えり分野ですから
20代のうちに臨床で経験を重ねておくと良いでしょう。