30代子持ちナースの復職失敗談

30代ブランクママの転職失敗談「面接と話しが違う!」

奈緒(36歳) 2児の母(小3・年中)の体験談

総合病院で5年の臨床経験後、結婚を機に退職。

10年間の育児ブランクを経て、復帰を決意する。

転職条件として「自転車通勤できる」「残業なし」「経験のある脳外科での勤務」を希望。

希望がすべて叶ったうえ、さらに面接で「復職支援」を約束してくれたが・・・

転職サイトを使わずに復職するリスクが分かります。

 

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子供も大きくなり復職を希望!

結婚や出産、育児で10年のブランクがあり、

もう命に直結する仕事に戻ることはできないと思っていました。

進歩がめざましい医療の世界ですから10年前の知識とスキルは

もう通用しないと諦めていたんです。

とは言え、毎週チェックするのが「求人広告」。

ちょうど時代は不況の真っただなか、

求人広告が減る一方、そこに残る求人はほとんどが「看護師」でした。

もし私が働けたら家計も楽になるのに・・・

そう思いながら、資格があるのに戻れないジレンマを感じて過ごす日々でした。

 

するとある日、自宅から自転車で通える総合病院の求人を発見。

しかも「ブランクのある方も歓迎!セミナーあり♪」とあるのです。

感激のあまり震えました。

私のための求人だ!復職できるかもしれない!

ジレンマが解けた瞬間でした。

 

主人の合意もあり実際に応募!

主人に相談してみると「家事と育児に支障が出なければOK」とのこと、

勇気を出して病院に問い合わせ、見学の予約をいれました。

迎えてくれた看護部長の優しい言葉は、今も忘れられません。

「私も母親。同じ悩みをもちながら働いている人はたくさんいますよ。大丈夫!」

家庭優先のワガママな条件にも応じていただき、

見学だけのつもりがついつい面接までしてしまい、その場で採用決定をいただきました。

 

「理解してもらえるし、フォローもあるし、最高の復帰!」

ブランクがあって復職って意外と簡単なのかもしれない♪

未来が明るく照らされたような気がしました。

 

面接で決めた内容と異なる就業条件・・・

ところが・・・復職1日目に希望の光が消えました。

面接での希望条件や話しとあまりにも現実が違ったのです。

 

まずは、病棟希望。

希望通りの脳外科病棟は、実は混合病棟。

脳外科はごくわずかで、ほとんどが実習で経験しただけの消化器外科でした。

ブランクに加え、経験の少ない科での大変さはご理解いただけると思います。本当に辛かった。
せめて経験を活かせる科での復帰で慣らしたかったです。

 

さらにショックなことは、いちばん期待していた「復職支援」がまったくなかったこと。

求人広告の「セミナーあり」は、年に2回の定期的な一般向けのものでした。

さらに初めての病棟で言い放たれた「誰かに着いてって教えてもらって」という衝撃発言。

右も左も分からない初めての病棟、ブランク、

自分より年下の先輩ナースたち、総合病院の病棟の多忙さ、

復職支援といえることは何一つなく、自力で必死にしがみついていた感じでした。

 

復職支援もなく退職

結局、この病院は1年と経たずに辞めてしまいました。

根性がないと言われればそれまでですが、

支援が受けられない状態での復職は家庭との両立で忙しい私には無理でした。

広告や面接と、実際とのギャップ・・・自力での転職に限界を感じた私の苦い経験です。

 

転職サービスの利用を

旦那さんの合意を得ることができた奈緒さん。

せっかく復帰するも就業先の病院に問題があり長続きしなかったのは勿体ない!

そんなことが起きないためにも看護師に特化した転職サイトに登録して面接等のサービスを

受けるのは大事なことと言えるでしょう。

こういったサービスは無料ですし、とりあえず登録してみて損になりません。

 

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